経皮毒の概要

なぜ経皮毒は危険なのか?

人間は肝臓、腎臓という解毒機能がある臓器を持っているので、ある程度身体に入り込んだ毒素を外部へ排出することができます。そのため、たとえば口から食品添加物や農薬などの化学物質を取り込んでしまっても、約1週間で90%は排出することができるとも言われているのです。

 
しかし、皮膚から身体内に取り込まれた物は、肝臓や腎臓を通ることなく体内に留まり続けるため、10日経過しても10%も体外に排出されません。しかも、化粧品やシャンプーに含まれる化学物質は分子の大きさが極めて小さいため、皮膚から簡単に吸収されてしまい、万が一この化学物質が血液にまで入り込むと、一気に全身に毒素が駆け巡る状態に陥ってしまうのです。

 

そして、その目安として、分子量が3,000以下の物では皮膚の表皮、真皮、皮下組織にまで浸透し、800以下では細胞層まで浸透、さらに分子量75以下で血液内部にダイレクトに入り込んでしまうと言われており、有害物質の多くが分子量100以下であることを考えると、皮膚から入る毒素は人体に悪影響を与える非常に危険なものであると考えられるのです。

 
実際、皮膚から入ったものは脂肪に溜まりやすく、子宮、乳、前立腺、脳(とくに子供)にとどまりやすいと言われているほか、パーキンソン病、アルツハイマー病、認知症、うつ病、注意欠陥・多動性障害、自閉症、学習障害、統合失調症、アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息など様々な病気を引き起こす要因となりうるという研究があったり、さらにガンが急増した大きな原因は有害化学物質であると考える医療関係者も多くいるようですので、「経皮毒」の影響は健康で長生きしたい人にとってチェックしておいた方が良い重要なキーワードと言えそうです。
 

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